2月7日は北方領土の日

平成23年2月7日

地域貢献委員会は根室を訪れました。
この日、根室では

2011『北方領土の日』 根室管内住民大会が催されており

地域の抱える問題の解決への活動は地域貢献の一環という

阿部地域貢献委員長の声の下

会員で住民大会に参加しました。

北方領土の日式典

大会では

『北方領土返還要求運動の原点の地』として

北方領土問題の解決と

平和条約締結に向け

参加者 約1,000人が決意を表明しました。



住民大会に参加した後は

北海道立北方四島交流センター(ニホロ)に向かいました。

ニホロ

こちらでは四島の歴史 生活 交流 返還運動の状況を

学ぶ事ができます。

展示室

展示室にはたくさんの歴史的な資料や

パネル 映像機器による紹介があり

センターの案内係の方が丁寧に説明してくれます。



ニホロにて四島について知識を充実させたところで

元島民の方との懇談会を行いました。

今回講師としてお越し頂いたのは

千島歯舞諸島居住者連盟の理事で

根室支部長を務めております

河田 弘登志 氏です。

河田支部長

河田支部長は歯舞群島の多楽島の出身で

現在76歳 1945年当時は小学校5年生でした。

ホテル ねむろ 海陽亭

河田氏には当時の実体験を中心にお話し頂きました。

島での生活の営み

連合軍による根室市への空襲

日本の降伏

そしてソ連軍の侵攻で

自分の島にソ連軍が上陸し

自分の家に土足で上がり込む兵隊

その兵隊との奇妙な交流

自力で脱出した島民

島に残った自分達と家族

なぜか可愛がってくれた士官

強制退去〜抑留された家族

先に島を出ていた自分と弟 などなど


そして最後に

河田氏の四島返還運動の歩みについて


抜粋して箇条で書き出してもこれだけになる

『生』のお話をして頂きました。


御講話が終わった後

参加した委員会メンバーそれぞれに

感じた事があったようです。

私も同様で

今まで情報として『だけ』知っていた

北方領土問題や

当時の島民の方々のご苦労のお話しが

河田氏の『生』お話を聞いた事で

自分の中でただの情報だったものに

魂が宿ったように感じます。


河田支部長には

北方領土の日という1年で特にお忙しいときに

貴重なお時間を作っていただき委員会一同

大変感謝しております。
-|-
カテゴリ:協会からのお知らせ

▲ページの先頭へ